「GMARCHの一角、学習院に行きたい。でも、偏差値重視の一般入試は不安……
そんな悩みを持つあなたに、朗報です。 今回は学習院大学を年内に合格するための穴場学部を紹介します!年内入試で大学合格を決める人が半数以上になった今の時代だからこそ、GMARCHという難関大学であっても、年内入試も選択肢の1つに入れるべきではないでしょうか?今回は、学習院大学の文系学部の中から穴場学科を徹底解説いたします!
学習院大学を年内合格するための穴場学部は?
それはズバリ文学部フランス語圏文化学科・ドイツ語圏文化学科です。
下の表をご覧ください。学習院大学では年内入試として公募制推薦入試が実施されています。その入試で、文学部「フランス語圏・ドイツ語圏文化学科」は倍率1.1倍〜3倍と他のGMARCHの学部と比べて低倍率を推移していることが分かります。年によっては3倍程まで倍率が上がることもありますが、文学部史学科3.4倍、英語英米文学科4.3倍(2025年度入試)と比べると、フランス語圏文化学科・ドイツ語圏文化学科の倍率は比較的穏やか。よって、十分に勝負する価値はあるでしょう。実は、GMARCHの年内入試でこの倍率は中々ありません。両学科は非常にチャンスのある狙い目な学科であることが分かります。
| 各年の倍率 | 2025年度入試 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
| フランス語圏文化学科 | 1.7倍 | 1.5倍 | 2.7倍 |
| ドイツ語圏文化学科 | 1.1倍 | 3倍 | 1.2倍 |
低倍率の理由は何?
フランス語圏文化学科・ドイツ語圏文化学科は、GMARCHの一角であるにも関わらず、なぜこれほど低倍率なのでしょうか? 受験内容が難しいのではないか?何か特別な資格が必要なのではないか?と疑問に思う方もいるでしょう。その辺りを解説していきます。
低倍率である理由
- 英語以外の語学は敬遠されがち。「英語+IT」、「英語+データサイエンス」など「英語+〇×」が人気であり、かつてのドイツ語やフランス語ができることは「知的なエリートの象徴」といった印象は薄れている。
- 世の中が不況である今、手に職系の学問が人気。
コレらの理由から、GMARCHの一角である学習院大学でもドイツ語圏文化学科やフランス語圏文化学科への志願者数はそう多くはありません。実際、一般入試のデータで比較しても、法学部法律学科は2286人の志願者数がいたのに対し、ドイツ語圏文化学科は283人と志願者数は1/10程。(2025年度 学習院⼤学⼊学者選抜結果<志願者・合格者・⼊学者の状況(⼀般選抜)>より)法学部とは定員にも大きな差があるため単純に比較することは難しいですが、ドイツ語やフランス語を大学の学問として学びたい生徒はどちらかというと少数派。そのため、本気で学びたい生徒にとってはこの学習院大学の公募制入試は大きなチャンスとなり得るのです。
募集要項から読み解く「合格への道」
募集要項をチェック
① ドイツ語圏文化学科:論理と社会への視点で勝負!
- 出願資格:外国語の学習成績の状況が3.8以上。専願制
- 試験内容: 小論文(90分)当日与えられる課題で小論文を書く(日本語による)・面接
- 大学からのメッセージ:小論文は、一般選抜(国語)の長文読解程度の長さの文章。専門知識を必要としない一般的なもの。「文章の趣旨を要約できること・著者の視点を踏まえ、自分なりの観点を述べられること・論旨が明確で筋道の通った文章を書けること」が重視される。ドイツ語に関する専門的な知識は問われない。むしろ、現代社会のさまざまな問題について、自分なりの意見を持ち、それを自分の言葉で表現する力を評価する。現代社会について広い問題意識を持ち、自分の意見を明確に表現する文章力をつけておくのがよい。そのために、新聞記事や本を日頃からなるべく多く読んでおくこと、そして分からない用語があればその都度調べながら読むという習慣をつけておくことが重要。
このように、学習院大学は募集要項でわざわざドイツ語の専門知識を問わないことや自分の言葉で表現する力を評価することを明確に打ち出しています。つまりこれは、大学側が求めているのは「知識の量」ではなく、「思考のプロセスを言語化する力」・「論理的表現力」のある学生を合格させたいというメッセージであることが分かります。
② フランス語圏文化学科:あなたの「教養と感性」で勝負!
- 条件:全体の評定平均が「3.5以上」・専願制
- 試験の正体:小論文(120分)・面接
- 大学からのメッセージ: 専門知識を必要としない。読解力を問うものではなく、与えられた課題に対して自分なりに深く考えているかどうかを問う。①具体的な例を挙げながら論が展開されていること②議論の筋道が通っており、明快な日本語で表現されていること③独りよがりの論にならず、他人を納得させるだけの説得力を持っていることを重視する。必ずしもフランスの文化や文学と関係がなくても問題ないが、受験生がこれまでの人生のなかでどのような知識や教養を身につけてきたか、どれだけの精神の柔軟さや関心の広さを備えているか、という点も評価の対象。したがって、日頃から多様な文化・芸術に触れて旺盛な好奇心と幅広い問題意識を養うこと、さまざまな物事に対して権威を盲信することなく自分の頭で考えること、考えたことを明確に表現する文章力を読書などを通して身につけること、こういったことが小論文の準備となるだろう。
フランス語圏文化学科でも、専門知識は問われません。論理的表現力や個人の内面的な豊かさ(教養)のある学生を合格させるというメッセージを明確に発信しています。
また、この2学科は出願資格が評定基準のみで、英検等の資格取得を出願条件としていません。
しかも、評定基準もGMARCHにしてはそれほど高く設定されていないので、多くの人にチャンスがあると言えるでしょう。
令和8(2026)年度文学部学校推薦型選抜(公募制)募集要項より
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.univ.gakushuin.ac.jp/admissions/docs/kobo_lit_guide.pdf
スケジュールと「今からできる」準備
- 出願期間:令和7(2025)年11月1日(土)~11月6日(木)
- 入試日程:小論文:令和7(2025)年11月15日(土)
- 面 接 16日(日)哲学科、史学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科
- 合格発表:令和7(2025)年12月5日(金) 10:00
付け焼刃の知識を問わないと明確にしている学習院大学ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科だからこそ、早めの準備が必要です。遅くとも、高校2年生の春休みまでには、受験を意識した行動が必要です。日常的に社会に関心を持ち、「借り物の言葉」や「マニュアル通りの回答」にはならないように、ニュースを見て「問題だと思った」で終わらせず、「なぜ自分はこれを問題だと感じるのか?」という独自の視点(自分なりの評価軸)を言語化しておく必要があります。
具体的には、
- ニュースを見たら、「自分はどう思うか?」「なぜそう思うのか?」をノートに1行書く習慣をつける。(言語化)
- ドイツ文学・フランス文学・哲学に関する話題などに触れておく
- ドイツ語圏文化学科は、新聞の社説を100文字で要約することを繰り返す
- フランス語圏文化学科は、美術館や映画館(特に海外映画)に足を運び、「言葉にできない感情」を無理やり言葉にしてみる
これらの対策を長期間にわたって繰り返し行うことで、少しずつ合格に近づいていくでしょう。高校1・2年生のうちから、将来を見据えて行動しましょう。
まとめ:学習院大学は「あなた」を知りたがっている
フランス語圏・ドイツ語圏文化学科の入試は、単なる入りやすい「穴場学科」ではありません。「偏差値の物差しでは測れない、あなたの知的好奇心」を歓迎してくれる場所です。そのため、学力での偏差値が足りなくとも、その他の部分で十分勝算があるのです。本気でドイツ語・フランス語を勉強したいそこの君。チャレンジしてみるのはいかがですか?
そう、少人数でアットホーム、かつ伝統ある目白のキャンパス。12月にその切符を掴むのは、テクニックを磨いた人ではなく、日常を丁寧に考え抜いた「あなた」かもしれません。
注意事項
この記事は、令和8(2026)年度文学部学校推薦型選抜(公募制)募集要項をもとに作成しています。入試の内容や日程は変化します。受験の際は、必ずご自身で最新の情報を確認し受験に備えて下さい。
